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多様な働き方多角化で支える【中部経済新聞】

2025-02-18
カテゴリ:働き方改革,保育園,人材確保・育成,女性活躍,認証登録等
注目
働き方改革で知事賞も~グループ会社との連携を徹底~
物流ニッポン
トラック運送業が主力の中田商事は、徹底したグループ会社との連携を通じ、従業員一人一人のライフスタイルに沿った柔軟な働き方を提供している。中小企業では珍しい大手並みの多角化経営が多様な働き方を支える源泉だ。トラック運送などの物流を中核事業に据えながら、人材派遣、保育園(企業主導型)、NPO法人によるサッカースタジアムなどを運営。今年、三重県の「働き方改革推進企業」の県知事表彰(女性が働きやすい職場賞)を受賞するなど高く評価されている。
 トラックドライバーとサッカーの1級審判員の”二刀流”で全国を飛び回る女性社員(29)、自動車部品の配送と、グループ運営のスポーツクラブチームに通う生徒たちの送迎バスの運転を兼務する60代の男性社員―。中田商事ではダブルワークや、収入を目的としないパラレルキャリアに従事している従業員は少なくない。倉庫リフト業務をメインに1日数時間、自社の保育園で補助業務に従事するといった働き方も可能だ。
同社は女性の労働力に着眼し、長年、働き方改革に取り組んできた。18年、企業主導型保育園事業に参入。同時期にグループ会社として一般労働者派遣の事業会社「NSサービス」を設立する。
保育園は現在、グループ従業員の子どもはもちろん、取引先などのパートナー企業社員の子どもを受け入れており、地域の女性活躍と地域貢献の役割を果たしている。また、派遣会社の従業員は製造業などの地域企業で活躍するほか、中田商事グループでも働いている。例えば中田商事の従業員が休暇などで欠員が出た場合、派遣会社がカバーできるようにしており業務に支障がでることなく、状況に応じた労働力の最適化が図れる仕組みを整えている。
こうした取り組みが評価され、昨年秋には三重県の「働き方推進企業」として、中小物流事業では初の、最高ランク「三ツ星」に認定された。
中田社長は「従業員一人一人の生活と働き方に寄り添い、当社で働きたいと思ってくれることのできる職場環境づくりに引き続き注力していきたい」と話している。
中田商事は1995年創業。従業員は約70人。売上高(単体)は約6億5千万円の見通し(25年3月期)。グループ会社(または団体)はNSサービス(人材派遣)、三洋陸送(運送業)、NPO法人スポーツクラブどんぐり(スタジアム・スポーツクラブの運営)。グループ全体の従業員は約110人。

働き方改革で三つ星【物流ニッポン】

2024-11-19
カテゴリ:働き方改革,保育園,人材確保・育成,女性活躍,認証登録等
注目
県が認定・登録 中小物流では初
物流ニッポン
 中田商事は、運営する保育園やグループ企業を有効活用し、多様な働き方を提供していることなどが評価され、10月1日に三重県の「働き方改革推進企業」として最高ランクの三つ星に認定された。中小物流事業者では初めてとなる。
 働き方改革を推進している企業を県が認定・登録する制度で、物流事業者も既に数社が取得しているが、三つ星は中田商事と物流大手の2社のみ。認定には時間管理の徹底、女性社員の活用と登用、従業員の意見を吸い上げ反映させる仕組みづくりなど、様々なハードルが設けられている。各種認証の申請を担当する情報管理室の藤森純子室長は「ドライバーのグループミーティング、リーダー会議、社長と管理者の会議の順に、下からの声を吸い上げて改善策を考える流れにしているが、課題をそのまま放置せず共有できている。管理職の女性比率50%も高く評価していただいた」と明かす。
 女性が働きやすい職場環境づくりで役立っているのが、物流以外の分野も含めたフレキシブルな働き方の提供だ。中田商事は企業主導型保育園やサッカースタジアムを運営し、グループ企業には人材派遣会社のNSサービスもある。同社でメーカーの工場やスーパーマーケットなど自一の様々な企業に労働力を提供している。
 中田純一社長は「スーパーのレジ打ちが勤務上限6時間で、もう2時間働きたい人には、中田商事のフォークリフト作業や保育園の補助業務をしてらうスタジアムの建屋にある学童保育所でもいい。我が社の従業員だけでなくグループ全体で考え、ライフスタイルに合った柔軟な働き方を提供している」と強調。
 取得率が100%の産休や育休に加え、未就学児の看病や検診の際に取得できる「看護休暇」も制度化し、男性社員もとれるようにしている。これらの休暇分はNSサービスの人材がカバーするので、業務に支障が出ることはなく、状況に応じた労働力の最適化が図られている。
 中途入社15年目で、現在は管理職として活躍する藤森氏は「男性、女性と分けて考えたことはないが、とても居心地がいい会社だと思う。国土交通省の働きやすい職場認証(運転者職場環境良好度制度)でも、最高の三つ星を目指したい」と力を込める。
(星野誠)

女性初の現場部門管理職【物流ニッポン】

2024-06-25
カテゴリ:働き方改革,人材確保・育成,女性活躍,認証登録等
注目
中田商事四日市営業所所長 鈴木ゆり氏
物流ニッポン
「当営業所では働きやすい職場認証(運転者職場環境良好度認証)の二つ星を取得しているが、更に働きやすい職場を目指して頑張っている。売上高の安定と課題も大事なテーマ」と力を籠めるのは、中田商事四日市営業所の鈴木ゆり所長。
 4月、女性として初の営業所長となったが、入社時は正社員ではなくパート従業員で仕事と家庭の両立に奮闘していた。「男女の双子がいて、日々子育てをしながらパートとして働いていたが、子供2人が中学生になるタイミングで正社員になった。今春から子どもたちは大学に進学し、それと同時に営業所長にしていただいた」
 これまで、本社管理部門には藤森純子情報管理室長ら女性管理者がいたが、現場部門の女性管理職は鈴木氏が第1号で、中田社長は「交渉事は柔らかく進めながらも、ここ一番の粘り強さも兼ね備えている。営業所のリーダーにふさわしい優秀な人材だ」と抜擢の理由を明かす。
 三ト協女性部会(小谷まゆみ部会長)にも4年前の設立時から藤森氏とともに参加し、同業他社との情報交換に努めている。中田商事は2023年、三洋陸送を買収し事業領域拡大を進めているが、県内経済の中心地にある四日市営業所も役割を増している。
 鈴木氏は「我が社は女性の比率が高く、企業風土として家庭と両立できる環境があった。これからもドライバーと協力し、助けてもらいながら営業所を発展させていきたい。よく人から『男女ペアの双子はバランスがいいね』と言われるが、家庭も職場も男女バランスが大事なのは同じ」と笑う。
(星野誠)

M&Aで子会社化し賃金や管理を大幅改善【M Report】

2024-06-01
カテゴリ:働き方改革,時給制,M&A
注目
リーマン後の経営改革の経営を生かしコンプラ徹底
Mreport
(冒頭抜粋)
 中小企業のンM&Aが増えている。中田商事(本社・三重県伊賀市、中田純一社長)も昨年(2023年)7月に初めてM&Aをした。買収したのは三洋陸送(三重県津市)で、昨年7月26日に譲渡・譲受の契約を締結し、8月1日から中田商事の完全子会社として営業をスタートさせた。
 中田商事は1994年創業で2000年の設立だが、三洋陸送の設立は1964年で中田商事よりも社歴が長い。M&A時点における三洋陸送の業務内容は自動車部品を主にした一般貨物輸送が売り上げの5分の2、キャリアカーによる自動車輸送(陸送)が5分の3だった(現在では一般輸送の売上が3分の1、キャリアカー部門が3分の2になっている)。
 中田商事としては初めてのM&Aであり、同時にキャリアカーへの新規参入となる。
 なぜ、中田商事はM&Aに踏み切ったのか。これまで未経験だったキャリアカーのどこに魅力を感じたのか。そして100%子会社化してから10カ月弱の間に何に力を入れて取り組んだのか。今後の展開について取材した。
(全文はPDFにてご覧ください。)

三重・伊賀で倉庫竣工【物流ニッポン】

2024-05-17
カテゴリ:設備投資
稼働率増へ営業推進
物流ニッポン
 中田商事は4月2日、大野木倉庫を竣工・本稼働させた。主に制約王手の保管業務などを行う一方で、稼働率アップのため倉庫近隣の製造業にも営業を開始している。
 本社から7キロに位置し、名阪国道(国道25号バイパス)の大内インターチェンジ(IC)近くにある。敷地面積が2430平方メートル倉庫面積は1230平方メートルの鉄骨造り平屋建て。雨天でも積み下ろしが可能なひさし付き荷さばきスペースを165平方メートル確保した。
 大手製薬会社の製品保管や、工場の横持ち輸送の拠点として活用する。中田社長は「建設コストを抑えるため、余分な設備は付けないシンプルな営業倉庫にした。資材が高騰する前に発注していたので、費用も比較的安くなった。製薬会社の仕事は物量変動が少ないため、安定した収益を見込んでいる」と話す。
 倉庫は大野木工業団地の一角で、近隣には様々な製造業の拠点がある。スタッフは全ての企業をくまなく訪問し、営業活動を進めている。「自転車、防災施設関連、金型など工業団地内の製造業は多岐にわたっている。それぞれの物量は多くないものの、空きスペースを使い複数の会社の仕事ができる」
 早くから時間給制度を導入し、「2024年問題」への対応は終わっている。また、23年7月にキャリアカー事業を行う三洋陸送を買収し、完成車輸送の仕事を中田商事本体にも展開している。「増車・増員に見合った仕事をつくれる」(中田氏)ため、今週は2社で中古キャリアカー5台の増車に踏み切った。
 中田氏は「新規キャリアカー事業は更なる成長を見込んでいるが、鈴鹿営業所(鈴鹿市)の倉庫でも輸送とセットの仕事が増えてきた。既存の物流事業も着実に伸ばしながら、バランス良く業務拡大を図っていく」としている。

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