プレスリリース
女性初の現場部門管理職【物流ニッポン】
2024-06-25
カテゴリ:働き方改革,人材確保・育成,女性活躍,認証登録等
注目
中田商事四日市営業所所長 鈴木ゆり氏
「当営業所では働きやすい職場認証(運転者職場環境良好度認証)の二つ星を取得しているが、更に働きやすい職場を目指して頑張っている。売上高の安定と課題も大事なテーマ」と力を籠めるのは、中田商事四日市営業所の鈴木ゆり所長。
4月、女性として初の営業所長となったが、入社時は正社員ではなくパート従業員で仕事と家庭の両立に奮闘していた。「男女の双子がいて、日々子育てをしながらパートとして働いていたが、子供2人が中学生になるタイミングで正社員になった。今春から子どもたちは大学に進学し、それと同時に営業所長にしていただいた」
これまで、本社管理部門には藤森純子情報管理室長ら女性管理者がいたが、現場部門の女性管理職は鈴木氏が第1号で、中田社長は「交渉事は柔らかく進めながらも、ここ一番の粘り強さも兼ね備えている。営業所のリーダーにふさわしい優秀な人材だ」と抜擢の理由を明かす。
三ト協女性部会(小谷まゆみ部会長)にも4年前の設立時から藤森氏とともに参加し、同業他社との情報交換に努めている。中田商事は2023年、三洋陸送を買収し事業領域拡大を進めているが、県内経済の中心地にある四日市営業所も役割を増している。
鈴木氏は「我が社は女性の比率が高く、企業風土として家庭と両立できる環境があった。これからもドライバーと協力し、助けてもらいながら営業所を発展させていきたい。よく人から『男女ペアの双子はバランスがいいね』と言われるが、家庭も職場も男女バランスが大事なのは同じ」と笑う。
(星野誠)