プレスリリース
ドキュメント&レビュー 中古車輸送【三洋陸送】
2026-01-09
カテゴリ:安全性,M&A
新車と変わらぬ理解を

自動車産業は裾野が非常に広く、新車の生産台数と販売台数は重要な経済指標になっている。その新車と表裏一体の関係にある中古車も市場規模は大きいが、メーカー主導の新車輸送とは違い、中古車輸送は様々な課題を抱えている。路上での作業には事故リスクがつきまとい、販売店からの行き先変更があれば、キャリアカーでの積み直しが発生する。個々の事業者では安全確保や人材育成などにも限界がある中、同業者間の連携や外部機関による研修機会の充実が待たれる。
(中略)
中田商事は23年7月中古車輸送を行う三洋陸送(有)を完全子会社化し、キャリアカー事業に参入した。同社の業務を統括する中田一輝専務も「AA会場に出品者を運ぶ仕事では、積み込み後に突然、行き先を変更されるケースが多い。販売店が出品するAA会場の選定で迷っているためだが、車両を下す順番迄計算して積んでいるのに、最初から積みなおしになる。キャンセルならキャンセル料をもうらが、行き先変更には応じるしかない」と苦笑する。
それでも業務改善を進めている。傷の有無など車両の状態を記入した3枚複写のチェックシートを配送元、配送先、自社の3者で共有しているが、中継輸送もあるため4枚複写に変え、輸送伝票と一体化する準備をしている。「人材育成では、ベテランに意見を聞きながら手探りでプログラムを考えている。わかりやすい動画マニュアルも作りたい」
(省略)

