夢を持つキッカケも第6回を数えました。これまでの講話で目指すべき「高み」を明らかにしてきました。その目指すべき「高み」を実現するにあたって、中田商事の具体的な環境についてお話しましょう。
創業から17年、法人設立から12年の歳月が経っていますが、創業当初より醸成してきた「決めて動ける」「成果が出てしまう」という環境。これはいかなるものなのか。それは、資金的にも会社風土的にも“自分の最大”を発揮できる環境を如何にして構築し、進化させていくかを考え、組織の細部にまで浸透させることを目指した結果の積み上げです。
- 経営者として、資金調達の仕組み・信用を獲得
- 会社制度として、部署ごとの採算管理を実行
- 経営理念を掲げ、全社員で共有
- 明確な行動指針を示して企業活動を行う
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ここで会社の基軸が定まりました。
- リスクに対しては、「根拠を持って」立ち向かい克服する。決して先送りにせず、全力で考え対応していく。
- 資金運用の範囲が行動範囲になることを理解する。上を目指しながらも、現在位置を確認する冷静な分析と状況判断を行えるようにすること。
- 決めてかかるから協力者が現れ、達成スピードが速く、価値が高い。これは、「夢」の実現に向けて行動するという思考を企業活動に落とし込んだ結果です。
- 「野球型からサッカー型へ」自分で考え、決めて行動するということ。野球は次のプレーの方向が決まっていますが、サッカーは全方位に動かねばなリません。1秒後には状況は一変しており、攻守の切り替えが求められます。情報の収集と分析、それに基づく判断と行動が、各個人に求められるのは企業人としても同じですね。
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更には、生産性を向上させる価値ある人材になるためには、何が必要かも示しています。
- 思考I「個人事業主の考え方」=「自分の価値で会社に貢献する人材」
- 思考II「労働者の考え方」=「決められたことをこなす人材」
- それぞれの立ち位置をまとめる「オーガナイザー(中間層)」が必要!
- 自分の満足度とチームの満足度を「つなげられる」ことが重要!
- 自分の価値の分析を誤るな!(立ち位置を把握した行動)
- 自分の価値を見える化(日報等での意思表示)して周りの目にさらす!
- 「リーダーの資質とは?」自分のテンションは自分で保つ!もしくは周りを活用する!
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どうでしょうか。 中田商事という「船」は、目指すべきはるかな目的地を明確にもち、船長以下、全員が同じ思いを共有しながらそれぞれの創造性を発揮しています。個性的ながらも全員が有機的に結合し、それぞれが個別に判断できるというすばらしい組織になりつつあります。航海はまだ始まったばかり。 何というワクワク感。本当にたまりません。 |