前回から1年以上経過してしまいましたが、また、自分自身の心の整理をするために書き留めたいと思います。
先日、中学3年生の娘の授業参観に行った時のこと。
普段、子供のことは嫁に任せているのであまり学校には行ったことはなかったのですが、娘が「いいクラスだ」「学校が楽しい」といつも話していたので、どんな担任の先生なのか、どんなクラスなのか少々興味があり、最後の授業参観ということでもあったので出席してみました。そこには、担任の先生の思いと感動が満ち溢れて、担任の先生、私も含めた親、そして生徒達の一生の宝物になったことと思います。
先生は最後の授業参観に、このクラスがとてもいいクラスだということを父兄に理解してもらい、生徒たちには親の子供たちに対する深い愛情を理解してもらおうと、それぞれの父兄が自分の子供やクラスの子供、または先生に対して手紙を書き、授業参観に一人ずつその手紙を朗読してもらうという企画をしました。そして、そのことは生徒たちには(父兄と椅子取りゲームをすると)内緒にしていました。
自分は何を生徒たちに伝えればよいのか。また、父親は私ひとりと聞いていたのでいろいろ考えた結果、徒然コラムVol.1の「ありがとうの法則」について話すことにしました。
当日、時間ぎりぎりに教室に行くと、生徒達が机を教室の外に全部出して、椅子を丸くを並べて座っていました。父兄も生徒たちの間に座り、椅子取りゲームは内緒のためのウソだったはずではと困惑しているなか、授業が始まりました。
最初に、先生が「フルーツバスケット」をしますといい、淡々とここからここまでが「なし」、ここからここまでが「パイナップル」…と決め、本当に椅子取りゲームが始まりました。父兄も生徒たちも恥ずかしそうに5分程楽しんだあと、先生が生徒たちに本当の趣旨を説明すると生徒達はキョトンとしていました。
いよいよ手紙の朗読がはじまり二番目が私の番、「ありがとうの法則」を話をしました。
その後、先生が話を始めたのですが、感極まり話が途切れ途切れになり、父兄も全員涙々。生徒たちもほとんどが泣いていました。
50分授業を30分ほど延長してしまったにも係わらず、すばらしい感動の時間を共有できたと思います。
今後の先生と生徒間、親子間、生徒たちの人生観などを変えることのできた1時間半でした。また、人に感動を与えられると人の心を幸せな気持ちにさせることも改めて確認できました。
3年3組の担任の先生、生徒たち、娘に。 感動をありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう…。 |