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プレスリリース

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三洋陸送を買収【物流ニッポン】

2023-08-29
カテゴリ:働き方改革,時給制,設備投資,M&A
完成車輸送事業に参入
物流ニッポン
中田商事は7月26日、三洋陸送(内保藍朗社長、津市)を完全子会社化した。今後は中田商事と同じ時間給制度を導入し、「2024年問題」に対応。また、三洋陸送が手掛けてきたキャリアカー事業のノウハウを生かして中田商事でも完成車輸送を始め、事業領域の拡大を進める。

将来の事業継承に備え
 三洋陸送は車両18台を擁し、自動車部品メーカーの専属輸送やキャリアカーを活用した完成車輸送を行ってきた。23年3月期の売上高は1億8千万円で小規模トラック運送事業者だが、経営内容は悪くなかったという。
 中田社長は「以前に異業種企業に買収されていたので、今回が2回目のM&A(合併・買収)になるが、無借金経営でしっかり利益も出ていた。しかし、コンプライアンス(法令順守)面で課題があったうえ、24年問題への対応でも苦慮し、経営者が自信をなくしていたようだ。銀行に紹介され、我が社が引き受けることになった」と明かす。
(中略)
 古いトラックが多いため、車両の代替も順次行い、既存の業務を着実に進めていく、一方でキャリアカー6台で行っていた完成車輸送の経験とノウハウを生かし、中田商事にもキャリアカーを導入、新規事業として本格参入する方針だ。